見てきましたよ。
「ターミネーター4」
タダ券で。(笑)
僕は「ターミネーター」に思い入れが・・・・・無い。(爆)
正確には「ターミネーター」シリーズには思い入れが無い。
「マトリックス」シリーズと同じくらい無い。
ターミネーターは1作目が大好き。もうあれで満足しちゃってる。(マトリックスも1のみ好き)
世間的には「T2」の人気が高いが、あれは結局コナー親子とシュワちゃんの「疑似家族」の中だけでハイテンションに盛り上がってて、「人類滅亡の危機」がいまいち伝わってこない。途中サラが見る「夢」のシーンは素晴らしくよくできているが、しょせん夢。
先日もTVでやってたので見たが、ラストで腕とチップを高熱炉の中に投げ込んで、「まだここにもある」って言ってシュワちゃんも高熱炉に入っていく。でもその前にシュワちゃんの片腕が巨大歯車にもぎ取られたぞ。あの手はどうするんだ?あの手も処分しないと同じ事じゃん。あの手を使ってスカイネット出来ちゃうじゃないか。結局シュワちゃん無駄死にだろ?w
それだけでなく、百歩譲ってシュワちゃんが死ぬことでスカイネットが生まれず未来の戦争が回避されたとして、その戦争があるからカイルが未来からサラを助けに戻ってくるわけで、戦争が無いということはカイルは未来から来る必要はなくなり、結果ジョンは生まれてこないことになる。つまりシュワちゃんが死んだ時点でジョンも消えるはずなのに映画ではそうはならない。うーむ、訳わからん。やはり無駄死にか。
T-1000は映像的に画期的だったが、あまりにも画期的すぎて怖くない。最初のターミネーターの焼かれようが、撃たれようが、下半身を失おうが、ただただサラを殺すために襲ってくる怖さ。あれにはかなわない。
結局僕はターミネーターが味方になった時点で興醒めしてしまったのだろう。
ジェームス・キャメロンという人は「アビス」や「タイタニック」もそうだが、自分の思いが先に出てしまい感情過多に過剰に演出してしまう癖があると思うのだが、それが吉と出るか凶と出るか、それが好きか嫌いかで評価が分かれる監督だと思う。
といった長い前振りだったが、これをふまえた上で、今回の「ターミネーター4」。
これが意外にも面白かった。
何が気に入ったかというと、「審判の日」以降の荒廃した風景。人類は機械の目を盗んで生き続け、軍隊も今現在使われている兵器で戦っている。A10攻撃機(好きなんだよ、この空軍機)がハンターキラーと空中戦するシーンは萌えた。w
結局僕は生き残った人類がスカイネットにどうやって抵抗していくのか、という姿が見たいのだ。
そして自分の運命を知っているジョンが、実際にどうやって反乱軍のリーダーになっていくのか、という過程が見たいのだ。
そこに現れるのが「マーカス」。
頭と心臓以外をサイボーグとなってしまった男。
自分がサイボーグとは気付かず、自分の秘密を探し求めるフランケンシュタイン。
この男が実は今作の主人公だ。
最初の脚本ではジョン・コナーよりも出番が多かったというほどキーになるキャラだ。
リーダーになる運命に不安を抱え続けるジョン。
自分が人間なのか機械なのか悩み続けるマーカス。
その2人がカイル・リース少年を救出することで、自分の悩みからも救済される。
まさに「Salvation/救済」である。
原題には「4」の文字はない。
「Terminator Salvation」だ。
ここにこの映画の意味するところがあるのだろう。
いつスカイネットがカイルがジョンの父親だということを知ったのか、とか
前作とつじつまが合わないことがいくつかあったりと納得できない点はある。
つじつまが合わないのは、おそらく前シリーズと未来が変わってしまったからとも思ったが。
ただマーカスの最後の処遇は残念だ。実にいいキャラクターなだけに最後あれは無い。できれば何らかの形で次作も登場して欲しい。
しかしながらターミネーターシリーズに思い入れが無い分、僕は純粋に最終戦争後の「人類vs機械」の世界を楽しむことが出来た。SF戦争映画としては十分及第点でしょう。
一応新三部作として作られるようではあるが、興行成績がふるわないのでどうなるか微妙とはいえ、もし次作が作られるなら、ぜひ続きを見てみたいと思う。
(上映時間が長くないのもよかったな。無駄に長い映画多いから。)
とにかくターミネーターはシュワちゃんで、なおかつ人類の敵じゃないと面白くないって。

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